ストレージパンチャーを導入することになったきっかけを教えてください。
当社はシステムインテグレータ（SIer）として「基盤・運用ソリューション設計・構築」や「IT運用コンサルテーションサービス」などを提供しています。
ご利用されているお客様から、SIerの業務だけでなく運用後の処分についてもワンストップでお願いしたいとのご要望を多くいただいたことから、産業廃棄物収集運搬業の免許を取得し、処分も当社で引き受けられるよう事業を拡大しました。
現在は様々な不要物の回収を行う事業として「不要機器類回収サービス」を行っていますが、運用サービスをご利用のお客様からサーバとそれに付随する機器を回収する機会が多く、そこには必ずHDDやSSDが含まれています。
記録されているデータからの情報漏えいを防止するためには適切な処分をしなければなりませんが、既存のお客様とHDDの処理法について議論した結果、物理的にプラッターを破壊し、読み書きできない方式を採用することに決定し、当社ではそのような「物理破壊」を実施するため、物理破壊用の機器を導入することにしました。
ストレージパンチャーを選定した理由は何でしょうか。
まず最初に、手動式の「HDPN-04A」を導入しました。
価格面と操作面において、初心者でも使用しやすい機種で、電源設備が無い環境下でも使用できる機材を選定したく調べていたところ、ストレージパンチャーの手動式が該当することが分かりました。
他社製品も比較検討していく中で、ストレージパンチャーが求めていた破壊が行える製品であると確認できた事に加えて、メーカーから製品説明や評価用の機材貸出などの導入前サポートを親切丁寧に対応していただいたことが決め手となりました。
ストレージパンチャー導入後、実際に使用してみての印象はいかがでしょうか。
ストレージパンチャーの特長である「ツールを交換するとHDDとSSDを含む様々な記憶媒体を1台の装置でまかなえる」点に大きなメリットを感じています。
本体が1台だけで済むので、機材を置くスペースが最小限で済ませられるため取り回しが容易ですし、破壊方法の異なる機材を別々に購入するのに比べて費用も抑えられているので色々と助かっています。
手動式に続いて電動式の「STPN-10」も導入しましたが、同様の特長があるので便利に使用しています。
お客様が弊社にお任せいただいた場合の大きなメリットは、設計・構築・運用から、運用後の機器処分までをワンストップでお任せいただくことで、それぞれ専門の業者に委託する際の煩雑な分担業務を軽減でき、費用も抑制できることです。それに加えて、ストレージパンチャーの特長が加味され、更なる費用縮小が実現できてお客様へ還元できています。
また、お客様によっては磁気テープの破壊を依頼されることもありますが、ストレージパンチャーには磁気テープ用のツールもありますので追加で購入して使用しています。DATのような小さなカートリッジであれば4個まとめて壊せるので効率が良く、作業が捗っています。
今後の展望をお聞かせください。
サーバの構築・運用から、運用期間後のアンラック、機器回収、廃棄処分まで全てを一手に引き受けられる当社の強みを活かして、発生する費用を抑えつつ任せて安心のトータルソリューションを一層多くのお客様へご提供できるよう事業を推進していきます。
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株式会社WRI ソリューション
