LCMサービスとは

LCMサービスの廃棄に活用できる機器のご紹介

 LCMとは、IT資産(パソコン、サーバ、業務端末等)の購入を検討する調達の段から、導入と運用を経て廃棄するまでの、IT資産の一生「ゆりかごから墓場まで」の流れを、IT運用管理の英語表現「Life Cycle Management」の略語「LCM」を指しています。
 廃棄後にはその代わりとなる新たなIT資産を調達する流れに再び進んでいくため、サイクル(円環)となっています。

 LCMサービスとは、LCMの流れに伴う全てを代行するサービスで、IT系アウトソーシングのひとつと言えます。IT技術者のアウトソーシングで一般的なシステム運用管理に留まらず、その前後も含めてトータルサポートすることで関係業務の全てを任せることができ、サービス利用者が安心して通常業務に取り組めます。
 IT機器メーカーの関連会社や、IT系の専門業者がLCMサービスを提供していることが多く、ITの専門知識を要し難解さや煩雑さが発生するケースが多いIT機器の選定から適正な取り扱い、使用後の処分にまで渡り機器利用者の代行またはサポートをする業務を担っています。

 資産管理を一手に引き受けることにより、依頼者側は対応窓口が一本化されて管理の手間が削減され、フェーズごとに別々の業者を選定しなくて済むようになるメリットがあります。LCMサービス提供側は他のフェーズを担当する他社の管理情報を取得する必要が無くなり社内のみで完結できるため、依頼者とサービス提供者間の情報交換も簡略化できるメリットがあります。
 双方のメリットにより手間とコストの両方が削減できる見込みがあります。

 電子情報が含まれるIT資産は、適切な廃棄プロセスを行わなければ情報漏えいのリスクが発生します。情報化社会が熟成されると共に情報セキュリティへの意識が高まっており、個人情報保護法の法令遵守やコンプライアンス遵守を実現するためにも、廃棄前にデータ消去が正しく行われるのが必須条件となっています。
 リサイクルという言葉があるように、再利用することでこの円環を回していく方法もありますが、リサイクル品を同じ会社の同じ部署が使用するとは限りません。そのため、廃棄の段になれば必ずIT資産内の記録媒体を「データの消去」や「データが読取不可能となる破壊」し、情報漏えいを防止する作業を実施します。

 どなたにも正しい方法で廃棄前のデータ消去や破壊処理を実施していただけるよう、専用の装置が用意されています。LCMサービスでは、記録媒体のデータ消去には「JetEraser(ジェットイレーサー)」、破壊には「StoragePuncher(ストレージパンチャー)」などの専用装置が活用されています。

LCMサービスの廃棄に活用できる機器のご紹介

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